オフィス移転のお知らせ 例文と注意点 IT・設備管理向け
オフィス移転のお知らせ

件名:【重要】オフィス移転のご案内
株式会社[取引先会社名]
[部署名] [担当者名]様お世話になっております。
株式会社[会社名]、[部署名]の[氏名]です。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度、弊社は[移転日]にオフィスを下記住所へ移転することになりましたので、ご案内申し上げます。
新オフィスでは、社員一同、気持ちを新たにし、皆様のご期待に沿えるよう一層の努力を重ねていく所存です。
今後とも、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。つきましては、誠に恐縮ですが、[移転日]より、弊社へのご連絡は下記の新連絡先までお願い申し上げます。
新住所:[新住所]
新電話番号:[新電話番号]
新FAX番号:[新FAX番号]※[移転日]以降、[旧電話番号]、[旧FAX番号]は不通となります。
なお、移転作業に伴い、[具体的なシステム名]が[停止開始日時]から[停止終了日時]まで一時的にご利用いただけなくなります。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。ご不明な点がございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
担当部署:[担当部署名]
担当者:[担当者名]
電話番号:[問い合わせ用電話番号]
メールアドレス:[問い合わせ用メールアドレス]今後とも、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
[会社名]
[部署名]
[氏名]
オフィス移転は関係各所への丁寧な連絡が不可欠。
この記事では、オフィス移転のお知らせメールについて、基本的な構成から具体的な例文、IT・設備管理部門向けの注意点までを徹底解説します。
移転に関するメール作成の不安を解消し、スムーズなオフィス移転を実現できますよ。
オフィス移転メールの基本構成と必須項目
まずは、移転メールの基本構成と、必ず含めるべき項目を確認しましょう。
これらをしっかり押さえることで、相手に失礼なく、必要な情報を正確に伝えられます。
移転を知らせるメールの件名
メールの件名は、開封率を左右する重要な要素です。
一目で「オフィス移転のお知らせ」だとわかるように、具体的に記載しましょう。
例えば、
【重要】オフィス移転のお知らせ
【ご案内】[会社名] オフィス移転のご連絡
などがおすすめです。
件名で重要性を伝えることで、見落としを防ぎ、相手に確実に情報を届けられます。
宛先の書き方と挨拶文のポイント
宛先は、会社名、部署名、役職名、氏名を正しく記載することが基本です。
個人名が不明な場合は、「ご担当者様」と記載しましょう。
挨拶文は、時候の挨拶に加えて、日頃の感謝の気持ちを述べると丁寧な印象になります。
例えば、
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
といった表現が適切です。
本文で伝えるべき移転情報
本文には、移転の事実だけでなく、以下の情報を必ず含めましょう。
- 移転日
- 新オフィスの住所
- 新オフィスの電話番号、FAX番号
- 移転理由(簡潔に)
- 移転期間中の連絡方法
- 今後の抱負や決意
これらの情報を明確に伝えることで、相手に不便をかけることなく、スムーズな移転を実現できます。
特に、IT・設備管理部門としては、移転に伴うシステム停止期間や連絡先などを明確に記載することが重要です。
次は、具体的な状況に応じた移転連絡メールの例文を見ていきましょう。
取引先別 移転お知らせメールの例文集
ここでは、取引先や関係会社へオフィス移転を通知するメールの例文を紹介します。
相手に応じた丁寧な文面を心がけ、失礼のないように移転の案内をしましょう。
それぞれの例文を参考に、自社の状況に合わせて調整してください。
取引先への丁寧な移転連絡メール
例文 取引先への移転連絡メール
件名:オフィス移転のご案内
[取引先会社名] [部署名] [担当者名]様
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、この度、弊社は[移転日]にオフィスを下記住所へ移転することになりましたので、ご案内申し上げます。
新オフィスでは、社員一同、気持ちを新たにし、皆様のご期待に沿えるよう一層の努力を重ねていく所存です。
今後とも、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。まずは略儀ながら、書面にて移転のご挨拶を申し上げます。
敬具
[会社名]
[部署名]
[氏名]新住所 [新住所]
新電話番号 [新電話番号]
新FAX番号 [新FAX番号]※[移転日]以降、[旧電話番号]、[旧FAX番号]は不通となります。
この例文は、取引先への丁寧な移転連絡を想定しています。
挨拶から始まり、移転の事実、移転後の抱負、そして連絡先を記載しています。
移転日以降は旧連絡先が使用できなくなることを明記し、相手に混乱がないように配慮しましょう。
関係会社への移転通知メール
例文 関係会社への移転通知メール
件名:オフィス移転のご連絡
[関係会社名] [部署名] [担当者名]様
拝啓
平素は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、この度、弊社は[移転日]にオフィスを下記住所へ移転することになりましたので、ご案内させていただきます。
移転に伴い、電話番号とFAX番号が変更になります。
お手数をおかけしますが、ご登録の変更をお願いいたします。今後とも、より一層の連携を深め、皆様のご期待に沿えるよう努めてまいりますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。
敬具
[会社名]
[部署名]
[氏名]新住所 [新住所]
新電話番号 [新電話番号]
新FAX番号 [新FAX番号]※[移転日]より新住所での業務となります。
この例文は、関係会社への移転通知を想定しています。
取引先へのメールと同様に丁寧な言葉遣いを心がけつつ、より親密な関係性を意識した文章にしています。
移転によって電話番号やFAX番号が変更になる点を明確に伝え、登録変更のお願いを入れることで、相手の業務への影響を最小限に抑える配慮をしています。
IT・設備管理部門向け 移転連絡のポイント
オフィス移転は、IT・設備管理部門にとって、特に綿密な計画と正確な情報伝達が求められる重要な業務です。
移転作業を円滑に進め、関係各所への影響を最小限に抑えるために、以下のポイントを意識して移転連絡を行いましょう。
設備移転に関する具体的な記述
移転に関する連絡では、移転対象となる設備について具体的に記述することが重要です。
単に「設備を移転します」と伝えるだけでなく、どの設備が、いつ、どのように移転されるのかを明確に伝えましょう。
設備移転の詳細を伝える例文
件名:オフィス移転に伴う設備移転のご連絡
[関係者各位]
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度、弊社は[移転日]にオフィスを移転することになりました。
つきましては、下記設備につきまして、移転作業を実施いたします。対象設備:[具体的な設備名]
移転期間:[移転開始日]~[移転完了日]
備考:移転作業中は[作業内容]が行われます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
株式会社[会社名]
[担当者名]
設備の種類(サーバー、ネットワーク機器、複合機など)、メーカー名、型番などを記載すると、より正確な情報伝達が可能です。
また、移転作業に伴う注意点や、一時的な利用制限についても具体的に記述しましょう。
システム停止期間と影響範囲の明記
オフィス移転に伴い、システムが一時的に停止する場合があります。
システム停止期間や、それによって影響を受ける範囲を事前に明確に伝えることが重要です。
システム停止期間を明記する例文
件名:オフィス移転に伴うシステム停止のお知らせ
[関係者各位]
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社オフィス移転に伴い、下記期間におきまして、システムを一時停止させていただきます。
システム停止期間:[停止開始日時]~[停止終了日時]
影響範囲:[影響を受けるシステムやサービス]お客様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
株式会社[会社名]
[担当者名]
システム停止期間だけでなく、停止理由、影響範囲、代替手段(もしあれば)なども合わせて記載することで、ユーザーへの影響を最小限に抑えることができます。
また、システム停止が長時間に及ぶ場合は、事前に告知期間を設けるなどの配慮も必要です。
移転後の問い合わせ先と連絡方法
移転後、設備やシステムに関する問い合わせ窓口が変わる場合は、その情報を正確に伝えましょう。
担当部署名、担当者名、電話番号、メールアドレスなどを明記します。
移転後の問い合わせ先を明記する例文
件名:オフィス移転後のIT・設備に関するお問い合わせ先について
[関係者各位]
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社オフィス移転後の、IT・設備に関するお問い合わせ先につきまして、下記のとおりご案内申し上げます。
担当部署:[担当部署名]
担当者:[担当者名]
電話番号:[電話番号]
メールアドレス:[メールアドレス]今後とも、弊社サービスをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社[会社名]
[担当者名]
問い合わせ先だけでなく、問い合わせ方法についても具体的に記載することで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。
例えば、「電話での問い合わせは[受付時間]まで」「メールでの問い合わせには[営業日]以内に回答」などの情報を加えると、より親切です。
オフィス移転メール作成時の注意点
移転スケジュールを詳細に記載
オフィス移転のメールを作成する際、最も重要なことの一つが、移転スケジュールを詳細に記載することです。
具体的にいつからいつまでが移転期間となるのか、その期間中に業務にどのような影響があるのかを明確に伝える必要があります。
特にIT・設備関連では、システムの停止期間やネットワークの切り替えなど、業務への影響が大きくなるため、正確なスケジュールを伝えることが不可欠です。
スケジュールを明確に記載することで、関係者は事前に準備をすることができ、混乱を最小限に抑えることが可能になります。
移転作業の進捗状況に応じて、必要であれば追加で情報を共有することも検討しましょう。
読者に誤解を与えない表現
移転メールを作成する際には、読者に誤解を与えないように注意深く言葉を選ぶ必要があります。
曖昧な表現や専門用語を多用すると、内容が正確に伝わらない可能性があります。
例えば、「近日中に移転します」といった表現では、具体的にいつなのかが分からず、受け取った側は困惑してしまいます。
できるだけ具体的な日付や時間を記載し、「〇月〇日〇時より新オフィスにて業務を開始します」のように、誰が読んでも理解できる明確な表現を心がけましょう。
また、IT・設備に関する専門的な内容を伝える際には、専門用語をそのまま使うのではなく、分かりやすい言葉で説明を加えるようにしましょう。
移転後の連絡先を明確にする
移転後に連絡が必要になった場合に備えて、新しい連絡先を明確に記載することは非常に大切です。
新オフィスの住所、電話番号、FAX番号、メールアドレスなど、必要な情報をすべて記載しましょう。
特にIT・設備関連の場合、システムに関する問い合わせ窓口や担当者の連絡先を明確にしておくことで、移転後のトラブル発生時にも迅速に対応することが可能です。
これらの情報は、メールの署名部分に記載するだけでなく、本文中にも改めて明記すると、より丁寧な印象を与えることができます。
また、移転期間中の一時的な連絡先や、緊急時の連絡方法についても、合わせて伝えることをおすすめします。
移転連絡メールでよくある質問と回答
移転案内のタイミングはいつが良いか
オフィス移転の案内を送るタイミングは、相手との関係性や移転の規模によって異なります。
一般的には、移転日の1ヶ月前を目安に案内を送るのが良いでしょう。
しかし、大規模な移転や取引先への影響が大きい場合は、2ヶ月前など早めに通知することを推奨します。
特に、システム停止を伴う場合は、余裕を持ったスケジュールで情報提供することが重要です。
移転日が近づいてからの案内では、相手に十分な準備期間を与えられない可能性があるため注意が必要です。
メール以外の通知方法も併用すべきか
メールでの通知は基本ですが、状況に応じて他の方法も併用することを検討しましょう。
例えば、重要な取引先には、メールに加えて電話での連絡や、直接訪問して説明することも効果的です。
社内向けには、メールだけでなく、社内ポータルサイトでの告知や、部署ごとの説明会を開催するのも良いでしょう。
移転に関する情報が、すべての関係者に確実に伝わるように、複数の手段を組み合わせることをおすすめします。
返信が必要な場合はどうするか
移転連絡メールで返信が必要な場合は、その旨を明確に記載しましょう。
「ご多忙のところ恐縮ですが、ご返信いただけると幸いです」といった一文を添えることで、相手に返信を促すことができます。
返信期限を設ける場合は、具体的な日付を記載し、相手が対応しやすいように配慮しましょう。
また、返信が不要な場合は「本メールへのご返信は不要です」と明記することで、相手の手間を省くことができます。
返信が必要かどうかを明確に伝えることで、スムーズなコミュニケーションを促進できます。
まとめ 移転連絡メールでスムーズなオフィス移転を
オフィス移転は、企業にとって大きな転換期です。
スムーズな移転を実現するためには、関係各所への丁寧な連絡が不可欠となります。
これまでの内容を振り返り、特に重要なポイントを以下にまとめました。
- 移転先の詳細情報:新住所、電話番号、FAX番号などを正確に伝える
- 移転スケジュール:移転日、業務開始日、システム停止期間を明確に告知する
- 問い合わせ先:移転に関する問い合わせに対応する担当者と連絡先を明記する
これらのポイントを踏まえ、移転連絡メールを作成することで、関係者への混乱を最小限に抑えられます。
さらに、メールを作成する際には、まず伝えたい情報を整理することをおすすめします。
整理することで、必要な情報を過不足なく記載でき、読み手にとって分かりやすいメールを作成できるでしょう。
オフィス移転は、新たなスタートを切るための大切なステップです。
このメールが、皆様のオフィス移転を成功に導く一助となれば幸いです。